健康新聞12月号は、頸椎捻挫と関節内整復です。
頸椎捻挫と関節内整復
むちうちとは「頸椎(首の関節)」に何らかのズレが発生している状態です。
「むちうち」とは正式な名称ではなく、診断名は「頸椎捻挫」や「頸椎損傷」となります。
その名の通り、首の「頸椎」部分に衝撃や負担を負うことで、発生する症状です。
通常は吸着性で保たれている関節部分に「ズレ」が生じているので、ケアせずに放置しているとズレたままになってしまい、支持力の弱い関節となってしまいます。
例えば仰向けで寝た状態から起き上がるときに首が支えられず、痛みが生じることで起き上がることすら困難になるケースもあります。
同じ関節の症状でも、「突き指」は腫れるので症状として目に見えやすいですが、「むちうち」は目には見えません。
首は筋肉に包まれているので、症状として目に見えにくいのです。
当院では、むちうちや頸椎を痛めた場合のケアとして、上から下に寄せるように関節内の整復を行います。
通常、関節は骨と骨が吸いつくようにできているので、ズレが生じた関節を元に戻すためのケアを行います。
そうすることで、動きやすい関節を取り戻すことに繋がるからです。
また、むちうちは後遺症が酷いとよく言われますが、その原因はケア不足によるものです。
良い状態を体が覚えるまで、諦めずにケアを続ける必要があるのです。