猫背・側弯症
猫背の原因は?
「猫背」という言葉は一般的に耳にする言葉だと思います。猫背とは、猫のように背中を丸くすることで、腰から背中にかけての骨格が歪んでしまうことを指します。
猫背になる一番の原因は、やはり普段の姿勢の悪さです。立っている状態・座っている状態に関係なく、背中を丸くしているとその姿勢が癖になってしまい、猫背でいることが普通となってしまうのです。
側弯症の原因は?
よく児童が側弯検査で再検査になってしまったと親御さんから相談を受ける事がありますが、ゆがみが側弯に見えているケースがほとんどです。
まず、子どもの背骨の成長過程からお話ししていきたいと思います。
人は大人になると、首と腰に弯曲があるS字背骨になります。
赤ちゃんの頃は、背骨はまだS字の弯曲はなく、Cじ弯曲となっています。赤ちゃんの背骨の時期には、背骨は前後に縦長で、内臓は縦に配置しています。成長の過程で背骨は首と腰の湾曲を形成し、肋骨は横長に、内臓も左右に配置されます。
この骨格の成長がバランスよくいかないと側弯症になってしまいます。ところが重篤な場合を除いて、形は歪んで見えますが健康上は問題ない場合がほとんどです。
尚且つ、側弯症に見えても骨盤と股関節の歪みから生じるねじれが側弯に見えてしまうことで側弯予備軍に判断されてしまうのです。
猫背・側弯症を放置すると?
猫背や側弯症のように、姿勢が悪い状態が続くと体調が乱れると共に、骨格にも悪影響を及ぼします。なぜなら骨盤にさらに歪みをきたすからです。骨盤は上半身と下半身に挟まれる形で体の中心にあり、体を支える役割があります。
体を支える役割である骨盤が歪めば、体には悪影響ということは誰でも想像がつくことと思います。更にいえば、骨盤や骨格は脳や脊髄といった中枢神経も支えているので、頭蓋骨や脊椎も歪んでしまい、自立神経の働きにも影響を及ぼします。
実は、骨盤や骨格の歪みというものは、誰にでもあるものです。少々の歪みでは症状はほとんどありません。しかし歪みが進行してしまうと、様々な症状が現われてきます。
骨格・骨盤の歪みによる症状
骨格・骨盤の歪みが進行すると、まず異常が出始めるのは手足や頭、そして胃腸や呼吸器、皮膚炎といった神経症状です。腰痛といった症状が出始めるのは、そうした神経症状の後になります。
更にそのまま放置していると、骨盤や腰椎、股関節に痛みが出始めます。こうした様々な症状が出始めないうちに、骨盤や骨格の不具合を整えておく必要があります。
東金整骨院での猫背・側弯症に対する施術と効果
当院では、猫背・側弯症に対して以下のような施術に行っています。
- カウンセリングや整骨医学により、身体の歪みを適格に評価します。
- 施術・手技により、身体の歪みを解消・矯正していきます。
- 必要に応じて、ソフトカイロプラクティックによる骨盤調整、頭蓋骨調整を行います。
- 必要に応じて、ストレッチや運動療法を行います。
- 喘息やアトピー性皮膚炎、そのほか自律神経の機能に支障が見られるなどの症状に対して、鍼灸や小児ばりを行います。
まとめ
このように、整骨医学は歪んでしまった骨盤や骨格を改善することで体をケアします。そうすることで副交感神経も優位になり、神経症状の和らぎにもつながるのです。
鍼灸やマッサージは、身体的な疲労はもちろん神経的な疲労も回復し、同時に安心感ももたらします。姿勢を良くすることは、骨盤や骨格の歪みを予防する意味でも重要なのです。普段から胸を張り、背筋を伸ばすように心がけましょう。