健康新聞1月号は、リンパ系のお話です。
リンパ系のお話
リンパ液とは、いわゆる浮腫、むくみのことです。
血管から染み出した血漿やタンパク質の成分などが、毛細リンパ管に再吸収されたもので、老廃物の回収などの働きがあります。
内分泌は、低気圧により促進されます。
雨が降る時に身体が重だるく腫れぼったくなるのはそのためです。
お天気が悪い時ほど、体内の老廃物を回収する絶好の機会です。
ところが、私たちは悪天候に加えて身体が重だるいとなると、具合が悪いのでは、やはり悪天候は不快だと錯覚します。
体内の老廃物が滞っていて、より新陳代謝が必要な場合は身体の疲労感も比例して不快なことと思いますが、たいていの重だるさは生理的な自然現象なのです。
分泌されたリンパ液は、老廃物を回収しながらリンパ管を通じて押し上げられてきます。
最終的には、鎖骨下静脈という血管から吸収されて、腎臓から老廃物が排泄されます。
ところが、リンパ系は孤立した循環機能がありません。
動脈の拍動や筋運動によって循環します。それでもむくみが取りきれない時に必要なのがリンパマッサージです。
下半身、腹部、二の腕や頚部にリンパマッサージを施すことで、よりむくみの除去と新陳代謝を促進することができるのです。