オスグッドシュラッテル病、サッカー選手に多い症状です。
脛骨粗面という膝のお皿の下の出っ張りが使い過ぎにより、炎症お起こしたり軟骨が大きくなる病気ですが、なかなか治らないスポーツ障害で知られています。
成長期の身体に過度の負荷がかかり、誰もが通る道の様に多くの選手に見られる症状ですが、何か対策はないのでしょうか。
イチロー選手が取り入れたことで有名な、初動負荷トレーニングの創始者、小山裕史先生は、オスグッドの原因は緊張にあると言っています。
かけっこする時に、勝たなきゃ勝たなきゃという強い気持ちが裏目に出て緊張した走り方を招き、筋肉を硬くさせ、遂には軟骨に負荷がかかると言うのです。
選手達を観察すると、必要以上に地面を蹴って走る子が多く見られます。
私もグランドで説明、指摘をするのですが、一生懸命が優先な子供達にとって話し半分、なかなか浸透していきません。
そこで、治療に来てくれた選手は出来るだけ身体の緊張と疲れを取り除こうとしています。
特に観察するポイントは首と股関節です。
身体が疲れた時に、左右の筋肉の硬さの差が特に現れる部位だからです。身体の歪みと緊張を取り除くことで、選手達のブランクを格段に減らすことができるのです。